2021年11月28日日曜日

DCT というメーカーのギターをポチってしまった・・・

ギターやベースは売るほどあるので、もう買うことはないと思っていたのですが・・・

DCT という比較的新しい日本のギター・メーカーのオール・コア・エレアコを落札してしまった・・・あまりにも安かったのでほんの出来心です。

ご覧のようにコアはコアでも Hawaiian Koa ではありません。Taiwanese Koa と謳っているので台湾で伐採されたものでしょう。Hawaiian Koa は伐採され尽くして今やほとんどそれを使ったギターは入手困難です。あるにはあるが、オール単板だったら 500,000 円以上はします。


見て分かるように色合いが薄いですね。ナチュラル仕上げでも Hawaiian Koa はもっと茶色が濃い。また、この個体は表板は単板ですが、サイド・バックは合板で、新品定価は 90,000 円強だと。

Taylor GS Mini というミニギターで Hawaiian Koa 表板単板という個体も持っていますが、それは小さくても Koa のキラキラ感が半端なくてお気に入りでしたが、やはりフルサイズの Koa が欲しかった。

で、入念に検品しましたが、いやまあ作りはさすが日本製、文句の付けどころがありません。指板両側の処理、フレット両端の処理、弦高(6弦12フレットで 22mm, 1弦12フレットで 20mm)、オクターブ・チューニングなどすべて大変精度も良く、全弦・全フレットで音詰まりはありません。

さて、問題は音ですよね。
あくまでも私見ですが、キラキラしてはいるが、どちらかというとマホガニー系の柔らかい音です。
杢目もよく見るとマホガニーっぽい感じもする。
Martin DC Aura, Martin All Mahogany, Gibson Southern Jumbo と弾き比べてみましたが、さすがに腹にドーンと響く重厚な音は出ません。All Mahogany は独特な甘くて優しい音で、こういう音を好む奏者もいるでしょう。
そりゃあ値段が違いますからね。オークションでは何と 52,800 円(送料込み)という破格な値段で落札したのですよ。

DCT はこれからどんどんプロも使用していくのではないかと思わせるメーカーだと思いました。




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