2021年11月28日日曜日

コントレイル有終の飾る飾る

 第41回ジャパンカップが東京競馬場で行われました。

結果はご存じの通り「2 コントレイル」が圧倒的な強さで有終の美を飾り、ヒモには「7 オーソリティ」が入って、単勝 160 円、馬連 2-7 は 530 円の配当でした。1番人気ー3番人気での決着ですね。

引退レースを勝ちきるのは難しい。エリザベス女王杯での「グランアレグリア」も感動しましたが、「コントレイル」の激走も競馬ファンの胸に深く刻み込まれたことでしょう。福永騎手は親子でジャパンカップ優勝騎手となりました。

コントレイルは今回の優勝賞金3億円を含めて 10 億円稼ぎました。すごいですね。これからは種牡馬となって子供達の活躍を見届けることが出来るか?

えーと、競走馬は例えば5歳で引退したとして、その子供は2歳から新馬戦に出場するので、父親や祖父、母親、その父などを実際に見た人は大勢いるわけで、これが人間だったら、例えば大谷選手の父親や祖父がが野球選手だったとしても、その活躍を実際に見た人は極めて少ないでしょう。

10 年くらいの間に親子3代の活躍を見届けることが出来るのも競馬の楽しみです。今はディープインパクト産駒が全盛ですが、実際にディープのレースを見た人も多いでしょう?

馬券ですか? トリガミですね。あたしゃ 4 と 7 から6頭に流したので、12倍以上つかないと元が取れない。5.3 倍じゃいかんのよ(泣)。ま、まだ有馬記念までは G1 レースは続くので、次回以降も気合いを入れて予想しますとも。



DCT というメーカーのギターをポチってしまった・・・

ギターやベースは売るほどあるので、もう買うことはないと思っていたのですが・・・

DCT という比較的新しい日本のギター・メーカーのオール・コア・エレアコを落札してしまった・・・あまりにも安かったのでほんの出来心です。

ご覧のようにコアはコアでも Hawaiian Koa ではありません。Taiwanese Koa と謳っているので台湾で伐採されたものでしょう。Hawaiian Koa は伐採され尽くして今やほとんどそれを使ったギターは入手困難です。あるにはあるが、オール単板だったら 500,000 円以上はします。


見て分かるように色合いが薄いですね。ナチュラル仕上げでも Hawaiian Koa はもっと茶色が濃い。また、この個体は表板は単板ですが、サイド・バックは合板で、新品定価は 90,000 円強だと。

Taylor GS Mini というミニギターで Hawaiian Koa 表板単板という個体も持っていますが、それは小さくても Koa のキラキラ感が半端なくてお気に入りでしたが、やはりフルサイズの Koa が欲しかった。

で、入念に検品しましたが、いやまあ作りはさすが日本製、文句の付けどころがありません。指板両側の処理、フレット両端の処理、弦高(6弦12フレットで 22mm, 1弦12フレットで 20mm)、オクターブ・チューニングなどすべて大変精度も良く、全弦・全フレットで音詰まりはありません。

さて、問題は音ですよね。
あくまでも私見ですが、キラキラしてはいるが、どちらかというとマホガニー系の柔らかい音です。
杢目もよく見るとマホガニーっぽい感じもする。
Martin DC Aura, Martin All Mahogany, Gibson Southern Jumbo と弾き比べてみましたが、さすがに腹にドーンと響く重厚な音は出ません。All Mahogany は独特な甘くて優しい音で、こういう音を好む奏者もいるでしょう。
そりゃあ値段が違いますからね。オークションでは何と 52,800 円(送料込み)という破格な値段で落札したのですよ。

DCT はこれからどんどんプロも使用していくのではないかと思わせるメーカーだと思いました。




2021年11月22日月曜日

馬連 370 円・・・

昨日阪神競馬場で行われた「マイルチャンピオンシップ G1」ですが、これが引退試合となる「12 グランアレグリア」が最後の直線で鬼脚を見せて有終の美を飾りました。ヒモには「3 シュネルマイスター」が入って、1番人気ー2番人気の決着と。

単勝 170 円、馬連 370 円ですと。先週のエリザベス女王杯とはえらい違いです。私はこうなることを恐れていたのですが、確かにスタート前の輪乗りで、抜群のオーラを発していましたね、グランアレグリアは。4歳なのに貫禄十分というか。

私は「7 インディチャンプ」と「4 サリオス」から流していたので撃沈です。娘はいろいろ買い方を変えては挑戦中ですが、12-13 のワイドを買っていたのでこれが当たって 630 円と。おめでとう!

さて、次は「ジャパンカップ G1」ですよ。外国馬が3頭出場するようです。このレースは「コントレイル」の引退試合です。当然人気するでしょうね。あたしゃへそ曲がりなので、こいつを外してまたパラパラと10点くらい買ってみようかな。心情的には「オルフェーブル産駒」か「エピファネイア産駒」が好きですね。オルフェーブル産駒は気まぐれで、走るときはメチャ強いが、その気がないと惨敗します。この一か八かの不確実性が良い。

人間のスポーツ選手ではビッグマウスが好きです。サッカーの本田圭佑とか、野球の中田翔とか。大谷選手の偉業は大いに賞賛しますが、あまりにもいい人オーラが出過ぎていて、私にはちょっと・・・大口をたたく一流選手というのはその陰で大変な努力をしているのだと思う。

さあ、年末のかけての G1 はまだまだ続くのです。大笑いになることを願って。





 

2021年11月21日日曜日

フロートリグを自作してみた



N 名人が出雲崎のアジングで愛用している自作のフロートリグ?を真似て私も作ってみました。

名人のは熱すると自由に形を変えられる特殊な素材を使って、重さは 8g に統一してあるけど、体積の違いによって? FS (Fast Sinking), SS (Slow Sinking) などが用意されていて、その日の現場の状態によって使い分けているようです。

いろいろ試行錯誤した結果の労作だと。これ、出雲崎においては非常に使い勝手がよろしい。浅くて底は岩だったり藻が生えていたりで下手なうちは結構根掛かりしてシンカーごと仕掛けをロストします。

釣り屋さんで買うと 500 円くらいしますから精神的ダメージが大きい。下手をすると1回の釣行で3個くらいロストしますから。

で、私も YouTube で紹介されていたリグを自作してみたと。これ、原価 58 円くらいで出来ます。3個ロストしても 180 円くらいだからダメージが少ない。

ラグビー型スーパーボールにスナップ付きスイベルを仕込んだものですが、ラインに直結すると飛ばしたときにリーダー以下が絡まないかという問題があります。名人のはナス型をしているので少し有利な気がします。

というわけで、名人が 100 均で買えるよと言っていた素材は左側の「お湯でやわらかくして何度でも作れる粘土」という子供向けの粘土なのではなかろうか? 真夏でも海水温は 27 度くらいまでしか上がらないので、錘の形を保ったまま半永久的に使えるのではないか?

これは後日実験してみます。ことほど左様にアングラーは釣りが出来ない時期でもシコシコと仕掛けの工夫をするなど、楽しみは尽きないのでした。





♪ 釣れなさに負けた、いいえ寒さに負けた

昨日の未明(2:00 - 7:00)は S 師匠と寺泊にアジングに。

月食の直後ですからほぼ満月。風はそこそこで、最初に港内で、次いで砂堤防と呼ばれる防波堤で撃ちましたが、坊主でした。

これ、周囲の人もまったく釣れておらず、腕のせいではない?真っ暗な中、堤防の先まで歩いて行くときに、段差に気づかず転倒してしまいました。両手がタックル・ボックスとクーラーで塞がっていたので、膝と指をすりむいてしまいました。厚手のスラックスの膝は大いに穴が開いたし。一応ヘッドライトは点けているのですが、足下が疎かでした。これを年寄りの冷や水という。

で、師匠は明日もやりましょうと。うぬぬ、さすが若い!心が折れないというか、ファイトにあふれています。

というわけで今朝はやはり 2:00 - 7:00 予定で柏崎港へ。寒いとは聞いていましたが、気温は 3 度です。風は強くなかったけど、メチャ寒い。私はあろうことか寝坊をして1時間遅れで参戦。すでに師匠は1尾アジを釣ったと。私も撃ち始めましたが、もう寒くて手がかじかみます。一応袖なしのダウンジャケットの上から釣り具メーカーの上下のウィンドブレイカーも着込み、指先だけ出た手袋も着用し、ウールのマフラーも巻いたのですが、もう完全に心が折れてしまいました。予定時刻よりずっと早く上がりました。

そんな厳しい天候でも釣り人はいるのか? はい、それはもう、15 m 毎に遠投サビキの電気浮きがずらーっと並んでいます。信じられないでしょうが、完全防寒でたくさんのアングラーがひたすら釣っているのでした。

岸壁まで車が着けられるエリアでは、遠投後車の中で当たりを見ていたりします。中には小型発電機を持ち込んで照明と暖房を取っている人まで。時々 20 cm 超のアジが掛かっていましたので、アジがいないわけではないと。

まあ、氷上のワカサギ釣りのようなものです。全身にホッカイロをベタベタ貼って七輪で炭を起こしながら手を暖めるという世界でしょうかね。そこまでして釣りたいか?はい、釣りたいので仕方ない。

アジは2月頃が産卵期で大型が釣れるという話ですが、あたしゃそこまでやらなくていいかな。脳卒中、凍傷と背中合わせですよ。冬期間は YouTube で座学に専念しようっと。




2021年11月15日月曜日

おお、何ということでしょう!大荒れのエリザベス女王杯

昨日阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯 G1 です。

あっと驚く 10 番人気の「16 アカイイト」がアタマで、 7 番人気だった「5 ステラリア」がヒモに。馬連 5-16 は 51,870 円の高配当となりました。3 連単の 16-5-2 は 3,393,960 円です。つまり 300 万円超という夢のような馬券でした。

100 円買って 340 万円だから、1,000 円買っていたら 3,400 万円ですよ。家が建ちます。こういうことがあるから面白いと言えば面白いし、起死回生を狙って 1 番人気の複勝に 100 万円賭けた人にとっては悪夢の結果ということになります。

え?私はどうだったかって?そりゃもちろん撃沈しましたとも。娘もかみさんも同様。ま、こんな馬券が獲れた人というのは、馬主かその関係者、16 から全通り馬連を買った人くらいしか思い浮かばない。100 円で全通りを買うと 1,600 円です。これが 51,870 円になったということです。

アタマを 16 に固定して 3 連単を 100 円で全通り買うと、24,000 円です。これが 3,393,960 円になったと。 まあそれだけの勇気(蛮勇?)は出ません、私には。

さあ、秋の G1 シリーズは続きます。来週はマイルチャンピオンシップ G1 です。マイル (1,600 m) の古馬ナンバーワンを競うレースですよ。今回の反省を含めて大穴狙いに方針を変えようかなあ。いやいや、次は馬連 370 円くらいの大本命が来るんじゃねえの?心は千々に乱れるのでした。



2021年11月9日火曜日

デザインド・ベイビー (Designed Baby)

 生殖医療についての問題点をもう少し。

結婚はしたくないが子供は欲しいという女性は一定数いるものと思われます。その場合、精子を購入して人工授精で子供を授かるという方法が考えられる。日本では認められていませんが、米国の一部では認可されているようです。

さて、そうなるとこれはビジネスとなり得る。肌の色、目の色、身長、学歴などを登録して、精子を提供する。もちろん対価を得る。一方、それを購入する女性は、例えば「ハーバード大学の学生で、白人、身長は 180cm、目の色は青で、髪はブロンド、アメフトのクオーター・バックを務めている選手」というような精子を買うことが出来る。高価でしょうけど。

いわゆるデザインド・ベイビーですね。成功した場合は二度と同じ精液は使用されません。要望が殺到して同じ父親の子供がたくさん生まれたら将来まずいことになりますからね。同じ父親を持った子供同士が結婚する可能性があるので。

同様な問題は日本でもあります。非配偶者間人工授精に使われる精液って誰が提供しているの?提供者の出自は女性には知らされません。医学部学生の精液が使われることがほとんどでした。さらに、成功しても使い回していたので、実は日本では父親が同じ兄妹がたくさん生まれていました。

それはまずいだろうということになって、最近はずいぶんと改善されているようですが、そのような問題はなかなかクリアカットに論じられない面があります。非配偶者間人工授精によらなければ子供持てないようなカップル(夫が無精子症など)にとっては福音となる治療法であるが、子供が大きくなって自分が父親に全く似ていないなどの疑問を持って、出自を親に問いただすかも知れない。

出自を知る権利は保障されているので、こうしたことも含めて生殖医療は慎重な対応が求められます。

欧米ではこうしたカップルが採る手段として、養子縁組が多い。両親が白人なのにわざと黒人の子供を養子にするようなカップルもいます。誰が見てもその両親の子供ではないことが明らかです。日本人は単一民族なのでこういうことには鈍感かもしれない。

これは宗教上の理由が大きいと思っています。キリスト教は愛の宗教ですからね。また、養子となった子供の権利が嫡出児と同等に保障されていることも大きいでしょう。フランスの離婚率の高さは驚くばかりですが、シングル・マザーに対する社会保障が行き届いていて、世間も何の偏見も持ちません。これが昔の日本だったら「出戻り」とか言われて白い目で見られていたわけですよ。

男女産み分けについては、例えばそれを許可したら生まれてくる男女比は偏るでしょうか?昔の家制度があった時代ならともかく、現代では偏らないような気がする。女の子が欲しいカップルと男の子が欲しいカップルって同じくらいいるのではないか?配偶者間人工授精では男女産み分けを認可していいのではないかと私は思っています。

あくまでも私見ですので、さまざまな価値観、倫理観はすべて認めますが。



2021年11月5日金曜日

人工授精についての訂正

 酪農家や獣医師のかたはすぐに気づいたでしょうが、ホルスタインはオスを産みません。

え、そんなことは出来るの? オス:メス=1:1で生まれるんじゃないの?

いやいや、家畜の繁殖についてはヒトよりずっと先を行っていて、採取した精液を超遠心してヒトでいえば X 精子のみを選別して使用するのですね。卵子は X なので生まれる子供はすべて XX となってメスとなります。

これは実はヒトでも可能で、X 精子と Y 精子を選別することは出来ます。男の子が3人続けて生まれたご夫婦が、どうしても一人は女の子が欲しいという場合、こうした精子の選別を行えばご希望を(100 % とはならないが)叶えることが出来ます。

しかし、ヒトの場合は倫理的な問題が生じるので、よほどの事情がない限り男女産み分けは(学会では)禁止されています。神をも恐れぬワザということですね。

遺伝子操作なんて家畜の世界では当たり前です。誰も損をする人がいない。生産者も消費者も大満足です。産業動物というのはそういうものです。

競走馬はそうはいかない。例えばディープインパクトの精液を体外受精でアパパネの卵子と掛け合わせてできた受精卵をまったく違ったメス馬の子宮に返すと、この優秀な遺伝子を持った馬がアパパネ以外のメス馬から産まれます。また、受精卵の遺伝子操作をしてここにエピファネイアの遺伝子を組み込むとか、荒い気性の遺伝子を取り除くとかすることも出来る。

そういう不正?が行われないように、競走馬はすべて野付けというルールがあるのですね。採精(精液を採取すること)は前立腺の刺激で容易に出来ますが、野付けはいつまでできるかという問題がありますね。体力が必要なので。

コントレイル、頑張ってね。





2021年11月4日木曜日

閉鎖になったはずの出雲崎で名人は爆釣するのであった

 出雲崎のフィッシング・ブリッジは閉鎖されて、そこから釣りをすることはできなくなりました。

し、しかーし! N 名人(師匠から昇格)の facebook では 20 cm 超のメバル 3 尾や、15 cm 超のアジ 10 尾が釣れたとアップされているではありませんか。

どういうこと? 出雲崎は彼のホームグラウンドで、他で釣ったのかもしれないけど、解説では合法的に(入場禁止区画外から)撃ったらしい。うーむ、さすが名人です。どんな困難な状況にもめげずに撃てる場所を開拓して挑戦し続ける姿には感動すら覚えます。ちゃんと釣果を出すし。

秋から冬は日本海は荒れることが多くて、気温も下がりますから、寒いったらありゃしない。完全防寒で行くのだけれど、手がかじかみます。安全対策としても手袋は必須のようです。耳が冷たくなるのでスキー帽か目出し帽が必要か?

そこまでして釣りに行くか?というご意見はごもっともですが、この時期の魚は油も乗ってくるし、青物(イナダなど)も釣れるので、アングラーにとっては絶好の時期ともいえる。寒さなんて爆釣したら吹っ飛んでしまいます。

あとは海に落ちないことでしょうかね。波が洗うようなところへは行かないようにしていますが、スパイク付きの長靴は必須のようで、最近は釣りをするときは必ず履いています。


2021年11月1日月曜日

エフフォーリアは勝ったがトリガミ

 はい、天皇賞(秋)は私が単勝と馬連を買っていた 5 エフフォーリアが優勝しました。3歳馬で天皇賞を獲った馬はそうはいません。

普通、自信があればクラシック最終戦(菊花賞)に向かいそうなものですが、敢えて古馬との対戦を選択して勝つあたりが並々ならぬ素質を感じさせます。

単勝も馬連も獲ったには獲ったが、300 円台の配当なので、当然トリガミですね。コントレールはこれが引退試合でした。まだ4歳なのに引退するの?

はい、もう十分に稼ぎましたし、レースで故障して安楽死処分になっては元も子もない。これから種牡馬となってさらに馬主に莫大な利益をもたらすという道ですね。

競走馬は家畜と一緒で、人にどれだけの利益を生み出すかが生死の境界です。例えば、ホルスタインはオスが生まれると食肉用として処分されます。オスは乳を出さないので利益を生みませんのでね。飼育費が無駄になります。

え?すべてのオスを処分したら繁殖できなくなるじゃん、と思ったあなた、その通りですが、生んだメスがどれだけの乳量を出すかは、明らかな遺伝があり、そういう遺伝子を持ったオスのみが種牡牛として生き残れます。

おおー、ホルスタインのオスも大変なのね。因みに黒毛和牛を始めとして日本の家畜としての牛はすべて人工授精です。遺伝学的に優秀な種牡牛の精液を購入してメスに種付けする。しかし、競走馬では人工授精は禁止されていて、すべて野付けです。

コントレールも数十頭に野付けするのでしょうが、頑張ってね(笑)。