2008年10月27日月曜日

だんだん小さくなる

自宅のレッスン室用だった超三結ミニアンプを職場に持って行きましたので、またまたキットですがアンプを作りました。
作るたびに小さくなるのはどういうわけでしょう。上に乗っているタバコの大きさを見てください。こりゃもう、超ミニアンプといっていいでしょう。
一応 MT 菅(50C5)のシングル・ステレオなのですが、どうしてここまで小さくできるかというと、アンプの中で一番重くて大きなトランスのうち、電源トランスを省略しているからです。真空管の型番の最初の数字はヒーターの電圧を表わしますから(そうでないものもある)、この真空管は50Vを掛けると。これを直列2本にすればちょうど100Vとなり、家庭用の AC100V がそのまま使えるというわけです。で、プレートに掛けるB電源も AC100V をそのまま整流して使えば電源トランスは要らないということになります。
早速 iPod につないで音を聴いてみましたが、14,000円(シャーシ加工なしなら11,000円)とは思えない、ちゃんとした真空管アンプの音がします。利得が小さいので無帰還アンプとなっていますが、低音がだぶついたり、荒い音になったり感は全くありません。
iPod を真空管アンプで聞きたいという人には打ってつけかもしれません。

0 件のコメント: