ずっと以前に日本の音楽教育の悪の元凶として「小学生に与えるリコーダー」のことを書いたことがありました。
私はバンドでいうところの「吹きモノ」が好きです。今回のライブでも「メロディオン(TM)」を吹きますが、中学時代はクラリネットを吹いていました。サックスも一応吹けます。しかし一番好きなのはリコーダーです。簡単な構造で2,000円も出せば買えますし。
しかしこの楽器を小学生の玩具と思ってはいけません。
バロック時代以前は「フルート」といえばリコーダーのことを指していました。横笛のフルートはわざわざ「フラウトトラベルソ(横吹きのフラウト)」と呼んでいました。
その後トラベルソは改良が加えられ(改悪かもしれないが)キーがたくさんついて音量も大きくなりました。いわゆるモダンフルートの完成です。
それに比べ、リコーダー(ブロックフレーテともいう:栓のついたフルートの意)は何の改変も加えられず現在に至っています。これ即ち、改変のしようがないほど完成された楽器ともいえます。
高校の時、同級生にリコーダーの名手がいて、休み時間になると二人でデュオを楽しんでいました。トリオソナタ、二重奏曲などの楽譜をどさっと渡され、初見演奏させられるのです。
その彼が弟子を取る旨、HP で募集をかけていましたので、早速入門したというわけです。
彼の自宅には堀さん(日本の No.1 チェンバロ製作者:故人)のチェンバロが置いてあります。当時で 300万円!ですよ。これ、自分で調律するので大変ですが、A=415Hz にすればバロックピッチで室内楽が楽しめると。
12月から月1回のレッスンが始まります。楽しみだなぁ。
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