2021年12月11日土曜日

プロとアマの違いはリズムに顕著に現れる(と思う)

 既存曲をカバーして演奏するときに、自分(達)の演奏を録音して聞くと「まあまあだけど、何か本家とは違うよなあ」と誰でも感じると思います。完コピでなく自分たち用にアレンジしても同様です。

この差のほとんどの部分はリズムにあると思う。プロはどんなに速いテンポでも基本的にリズムが転ぶことがない。単に一定のテンポをキープするということではなく、やや突っ込んだり・もたったりしながらも、曲想に合わせて全員の意思が統一されている。

アマチュアでうまいなあと思う演奏はその辺がしっかりしていると思います。その昔、米米CLUBのある曲をコピーしていたときに、テンポを計っていたらサビになると少し速くなることに気づいてびっくりしました。Aメロに戻ると元のテンポになると。でも全体で聞くと全く違和感はない。そういうものなんだと妙に納得しました。

で、リズムが転ばない練習はどうしたらいいのか? これは誰もが指摘するように「メトロノーム(クリック)と仲良しになる」の一択です。スマホアプリで十分なので、これを鳴らしながら練習する。できれば鳴らす回数を減らすのが良いでしょう。4/4 なら2拍目と4拍目だけに鳴らす。スネアの入る場所ですね。

これが習得できたら、8分音符のウラで鳴らしてみる。「ン・カッ、ン・カッ、ン・カッ、ン・カッ」ですね。オモテが無音になるので自分の頭でオモテを感じなければならない。これ、言うは易しですが、実際にやってみると最初はできません。これが楽勝に出来るようになったら、3連の2つ目とか3つ目に鳴らす。次は16分音符の2つ目、4つ目に鳴らす。これは難しい。速いテンポではできませんので、最初はゆっくりで始めるのがよろしいかと。

そのような訓練を重ねてリズム感を養った後に同じ曲を演奏してみると、びっくりするほど演奏技術が向上していることに気づくと思います。私はまだ8分音符のウラがやっとの段階ですが、速弾きの練習をするくらいなら、このリズム練習をした方が百倍うまくなると思いますよ。




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