2020年5月21日木曜日
もう1台の真空管アンプがやってきた
6L6GC Single Amp に続いて、つい出来心で 16LU8 という昔のテレビで垂直同期とオーディオ増幅を同時に行う3極・5極複合管を使った全段差動式プッシュプル・アンプを落札してしまいました。
16LU8 ? 聞いたこともないなあ。
前段はポピュラーな 6FQ7 です。
手に持って比べてみると・・・高さは 6FQ7 とほぼ同じですが、極太で足は何と12本あります。
球自体は高価なものではなく、ソケットのほうが高いなどとレポートされています(笑)。
まあこういう誰も見向きもしないような球を見つけて全段差動で鳴らしてみるというのが、アンプビルダーの醍醐味というか面目躍如なんでしょうね。
で、早速両者を聴き比べてみました。
出力は 2W と 5W ということになっていますが、聴感上ほとんど差はありません。
どちらもボリュームは12時くらいでちょうどよい。
出音ですが、これは完全な私見(好み)となりますが・・・
6L6 Single の5極管接続はさすが Single というか、素直だが説得力のある聴きやすい音です。
低音も私の環境では十分に出ており大満足。
ま、敢えて欠点を探すとしたらやや荒々しい感じも無きにしも非ず。
でもその感じが好きです。
対して 16LU8 全段差動 PP は非常に繊細にして迫力もある。
低音の出方は 6L6 Single とあまり差は感じませんでした。
綺麗な音ではあるのですが、なんか薄いベールに包まれているような感じがします。
どちらかというと 6L6 Single に軍配が上がるかな、私の場合は。
因みに試聴環境は
PC (Foober 2000) → Steinberg UR-RT2 → Tube Amp → JBL Tall Boy Type Speakers
です。
ま、どちらも捨てがたい良さがあるので、数時間も BGM で小音量で鳴らすなら 16LU8 PP で、1時間くらい集中して音楽を聴くときには 6L6 Single で聴こうかと考えています。
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