誰でも知っている Over The Rainbow 「虹の彼方に」ですが、最近ジャズギターの練習をしていて、そのコード進行に感動しました。
って、別に普通のコード進行なんですけど、Key = Eb で A メロは Eb6/Cm7 - Gm7/EbM7 と進んでいきますよね。
でも、サビの後の最後の A メロは Am7(b5)/D7(b9) - Gm7/EbM7 です。
1小節目の音は Eb だから、Am7(b5) の b5 , D7(b9) の b9 音です。つまりテンション音をメロディとして取っているわけですね。この進行は Gm7 (Ⅲm7) に進むⅡm7 - Ⅴ7(ツー・ファイブ:セカンダリ・ドミナント)です。
Key = C なら F#m7(b5)/B7(b9) - Em7/CM7 ということです。
何とも言えぬジャジーな響きで、普通の人は考えつかないでしょう?
言わずもがなですが、1小節目はメロディがルートなのでⅠ6 ですが、2小節目の後半は D - Eb の2音なのでⅠM7 となっているのですね。
基本的な 7th 系の4和音、maj7, 7, m7, m7(b5) を6弦ベース、5弦ベース、1~4弦を使う押弦の練習をしています。
どんなポジションでもすぐに押弦できなければいけませんが、コンピング(バッキング)では必ずしも4音すべてが鳴る必要はなく、ベーシストがいるなら3度と7度を弾いていればある程度サマになります。b5 はどうするんだよ?ってそんなもんは省略しても問題ない。押弦が間に合わなくてリズムが転んだり、変な音を出したりするよりずっとマシです。
最近考えたことでした。
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