今日はコード・プログレッションの話を少し。
あるジャズ系の動画を見ていたら、Back Door 進行という言葉が出てきました。私は初めて聞きました。
トニックに解決するための Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ の代わりに使えるということらしい。Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ は正確には Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ です。俗にツー・ファイブと呼ばれますね。
Key=C なら Dm7-G7-C(M7) だし、
Key=G なら Am7-D7-G(M7) です。
ここを Fm7-Bb7-CM7, Cm7-F7-GM7 と解決するという技ですね。
度数表記では Ⅳm7-bⅦ7-ⅠM7 となります。
これはちょっと不思議な響きです。Ⅴ7 の前に bⅦ7 を入れることは結構あると思うけど、ドミナントセブンスを通り越してトニックに解決するという荒業ですね。
Ⅳm はサブドミナント・マイナーで、ポップスでもよく出てきますよね。例えば、C - CM7/B - C7/Bb - F - Fm - C などの進行のように。ここで出てくる Fm がサブドミナント・マイナーです。F/A - Fm/Ab とすればベースが C - B - Bb - A - Ab と半音進行で下がってきて気持ち良いですね。
bⅦ7 からⅠに解決するのはどういう発想をしているんだろう? これ、bⅡ7 なら分かります。Ⅴ7 の裏コードですからね。Ⅱm7 - bⅡ7 - Ⅰ なら王道の解決でしょう。
大変勉強になりました。
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