2020年6月2日火曜日
ついに憧れの 300B Single を
16LU8 全段差動式プッシュプルアンプは前にも述べたようにイマイチ感満載です。
安く手に入れたのですが、やはりテレビ用の球では限界があるのか?
これは残念ながら使えません。
でも、いいトランスを使っているし、前段の球も使えるので、これは後日バラして部品取りをして、そのうち気が乗ったら KT88 PP でも作ればいいんじゃね?
そこで、以前から垂涎の的であった 300B Single を落札しました。
普通、整流管を使って直流電源を得て、300B をドライブするための十分な電圧を得ようとすれば、電圧増幅菅を2段で使うのが常道です。
6SL7 とか 12AX7 などの双3極管を使うのが普通です。
そうなると部品だけでも優に 100K 円は超える。
完成品だと 150K 円くらいからでしょうか。
しかし、落札したのは画像の Foftone という横浜にある会社の製作した 300B Single です。
え?なんで球が3個しかないの?
見た目が寂しいじゃんと言われそうですが、これ、2段目は半導体回路を使っているのです。
また、B電源はダイオードで作り出しています。
平滑回路にも半導体を使っていて、つまりはハイブリッドなのですね。
真空管命のマニアはここを嫌う(?)。
あたしゃそこは気にしません。
だってどういう方式で整流したって、作られた直流がきれいにリップルが取れていればそれでいいじゃん。
2段目は初段で真空管を使っているから奇数倍音も十分に乗っていて、それを増幅するだけなんだから別に半導体でもいいじゃん、というスタンスです。
で、出音はどうだったかというと・・・
はい、もう素晴らしいの一言です。
6L6GC Single もいい音でしたが、次元が違う感じがする。
6L6 Single 5極管接続では生々しさと荒々しさが同居していて私の好みでしたが、300B Single はまったく荒々しさがありません。
女性ボーカルは目の前で歌っているようです。
低音も十分に出ています。
こりゃ死ぬまで聴き続けそうです。
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