2019年3月8日金曜日

ギターアンプはハイファイではない

えー、エレキ弾きではないが、その出音にはそれなりの拘りがあります。
というか嗜好ですね。
何を演奏するかで必要というか出したい音がそれぞれあると思うのですが、うちらはハードロック系とかメタルはやらないので、歪みと音圧が命みたいなアンプは要らないと。
ストラトを使うならやっぱ Fender 系のアンプがいいなあ。
Ricken なら Vox AC-15 系が欲しい。

で、例えば Fender Twin Reverb, Blues Junior などのアンプの出力管は(間違っているかもしれませんが)EL34 とか 6V6 などを使っていると。
この 6V6 という ST 管は非常に癖が強く、ホームオーディオ用としては普通使われません。
また、プリアンプ部には 12AX7 などを使っていれば普通ですが、ホームオーディオではまず使われることのない 12AY7 とか、12BH7 とかをわざと使うわけですよ。

ホームオーディオでは広帯域に渡って原音に忠実に再生することが第一義ですから、3極管、5極管の特性曲線の直線部のみを使って歪み率を下げる。
しかしギターアンプでは個性を大事にするので、そのアンプでしか出せない音を追求する。
また、アンプでの歪みを重要視しますから、個性的な管をその直線部分以外も使ってワンアンドオンリーを目指すと。
そもそもプリアンプでは過大入力させて歪ませるわけですから、ホームオーディオとは世界が違います。

で、結局エレキ弾きは泥沼のようなアンプコレクター地獄にハマると。

あたしゃしがないアマチュア・ギタリスト(それもアコギが主)ですから、ン十万もするギターアンプを複数所有するなんて気はまったくありません。
というか、置く場所もなければ、音を出せる環境もない。

で、お手軽なマルチエフェクタで楽しんでいるわけですが、最近のテクノロジーは恐ろしいほど進んでいて、宅録する分には数万円でアンプシミュレータ、それを収音するマイクの種類(複数も可)、マイキングの位置まで自由にセッティング出来て、その音たるや普通に聴いたら誰もシミュレートされたものとは気づかない?

ということは・・・・
そのうちライブでも、エレキギターがベースのようにアンプを使わず卓に送ってフロントからのみ音を出す(モニターは転がしから・またはイヤフォンで済ます)という世界になるのかもしれません。

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