2008年9月26日金曜日

超三アンプ、職場に行く


先日完成した 6BM8 超三結シングルアンプですが、職場で BGM として流している有線放送の簡易アンプの音がどうしても気に入らず(イライラしてくる)、ついに職場に持ち込みました。

画像の USEN 受信機の上にピッタリ乗っています。因みに黒い玩具のようなスピーカーは全く使い物にならず、自作の 8cm Full Range バスレフスピーカーに取って代わられています。後ろ向きに設置されています。

で、音は変わったかといえば・・・

まぁずいぶんと耳にやさしい音になりはしましたが、ストリングスの音などはまだ薄っぺらです。

これは USEN の方の問題のようです。自前音源にするとかなり良いですから。

それでも 8cm Full Range では限界もあるわけで、超低音など当然出ません。BGM ですからこれで良しとしました。

バロック系を掛けていますが、以前のようにイライラしなくなりました。

2008年9月16日火曜日

自宅練習

常用スタジオは水没したため、先回はやむを得ず自宅のレッスン室で練習をしました。
広さは一応14畳くらいあるはずなのですが、なにしろグランドピアノが2台、エレクトーンが1台あり、その他パーカッションや楽譜書庫?などで結構満杯です。
ここに無理やり練習スペースを作ろうってんですから無理があるのですが、ご覧のように作りましたとも。
貸しスタジオではないので当然アンプもなければミキサーもありません。
アコースティックバンドなのでドラムセットやギターアンプ、ベースアンプは基本的には要らないのですが、今回はエレキギター、エレキベースが入りますので、アンプは2台必要で、これは入れています。
で、注目はピアノ椅子の上に置かれた物体です。これがバンドマン御用達のディジタルレコーダ R-09 HR です。CD Quality (16bit, 44.1kHz) でエア録音してみました。これを自作超三結アンプ経由で、部品屋からタダでもらった BOSE Mini Speaker で聴きました。うーん、どうなんだろ?このときには左程感激もしませんでしたが・・・メンバーに送付するために翌日ヘッドフォンで聴いたら・・・あっと驚きましたね。実にリアルに録音されていました。ギターアンプの微小なハムノイズまでしっかり拾っています。こりゃ尋常じゃありません。声の生々しさが全く違います。ま、いつもはマイク~ミキサー経由だから当たり前といえば当たり前なのですが。
これを 24bit, 96kHz で録音したらどんなことになるんだろう??
バンドマンはもはや決して MD に戻ることは出来なそうです。

2008年9月11日木曜日

レッスン室用超三結アンプ

かねてからシコシコと作っていた 6BM8 超三結シングルアンプが完成しましたぁ。
以前ハラワタを少し紹介しましたが、完成品はご覧のように極めてコンパクトです。真空管も2本しか刺さっていませんし。
タバコの置いてあるところには通常は真空管が配置され、真空管の場所には出力トランスが置かれることが多いのですが、今回の出力トランスはむき出しで見た目も悪いし、感電の恐れもありますので、シャーシ内に納めました。
音はどうかというと・・
O氏の所に嫁いだ PCL86(14GW8) 超三結と回路はほとんど一緒ですから同系統(シングルにしては低音がよく出て、メリハリの利いた元気の良い音)ですが、球が違うことと、電源部に少し工夫がしてあります。これにより聴感上、前作より落ち着いた感じの音で、チャンネル・セパレーションが向上しました。
パワーはさほどありませんが、レッスン室(約14畳)で聴く分には十分でしょう。
総製作費は3万円弱といった所です。

2008年9月8日月曜日

新スタジオ・ビジョン

水没したスタジオは衛生面から考えても使う気にはなれないので、しばらくは拙宅のレッスン室で練習することになりそうです。さて、そうなるといろいろ欲が出てきます。
今までのスタジオではボーカルはもちろんのこと、アコギも卓に直でつなぎ(すべてプリアンプ付きです)、エレキ・ギター、ベースもアンプの Line Out または Send から卓につなぎ、それをパワー・アンプ経由で Electro Voice のスピーカーを鳴らしていました。こうすると、録音も卓の Rec Out からすべての音を録音できます。
さて、レッスン室での練習はボーカルの含めすべて生音で(エアーで)録音してみましたが、これはこれでなかなか味があります。そもそもアコースティック・バンドですから、練習時にはアンプ系は要らないわけです。エレキ・ギターとエレキ・ベースはアンプの出音のままで特に困らないと。
しかしエアー録音するとなると、やはりバランスやパン、音質にもこだわりたくなります。前回は MD に玩具のようなステレオ・マイクをつないで録音でした。これでも雰囲気は十分に伝わりますし、練習なのだから十分といえば十分なのですが・・PA 係の悲しい性といいますか、やはりいい音で録りたいと。
で、MD では限界がありますので、ついに 24 bit, 96 kHz PCM で録音できるディジタル・レコーダを注文してしまいました。Edirol R-09 HR というバンドマン御用達のレコーダです。専用の三脚も注文しましたとも。これに固定して、リモコンで操作できます。マイクは本体と一体となっており、一応コンデンサ・マイクなのですね、これが。
で、エアーだけではなく、卓直録音も出来るように、スタジオからミキサーを1台とマイク、マイクスタンド持ってくれば完成と。
あ、因みに再生時には自作の 6BM8 超三結シングルアンプ(完成したのですよ)~部品屋からもらった BOSE の小型スピーカーで鳴らそうという魂胆です。
うーん、楽しみです。

2008年9月2日火曜日

アジの開きと

熱海駅前の仲見世街です。
わざと古いまま残したような印象もありますが、俗化の権化のような温泉街の風情もまたいいものかと。
今回は強羅駅からケーブルカーとロープウェイを乗り継いで芦ノ湖に至るという、独身 OL 御用達のような典型的な観光コースは取らず、やや高尚?に「MOA 美術館」(熱海)「POLA 美術館」(箱根)をハシゴしました。
どちらも入場料が高い!しかしそれに釣り合った内容でした。
MOA では尾形光琳の国宝「紅白梅図」が見たかったのですが、何と梅の咲く時期にしか公開しないのだと。
POLA は私の好きなシャガール展をやっていて、その収集枚数には驚きます。
MOA は宗教法人?POLA は株式会社?金はあるところにはあるものですね。
そうそう、今回の旅行で食べたものの中で一番のヒットは、小田原駅近くの居酒屋で食べた「鯵定食」でした。1,200円で、タタキ、寿司、開き、香の物、味噌汁などが付いていましたが、まさに絶品でした。
駅ビル内の和食屋が混んでいてしばらく待たねばならないので、外に出てみたのが大正解と。
寅さんが新幹線には乗らず、いつもなじみの民宿で一杯やる気持ちがよく分かります。

2008年9月1日月曜日

光る海

8月29日から31日まで神奈川県に学会出張でした。音楽関係の学際的国内学会で、毎年欠かさず参加しています。
かみさんも一緒ですので、今回は「寛一お宮」で有名な熱海温泉に宿を取ってみました。
太平洋側を東海道本線で走るたびに「光る海」に驚きます。日本海側に沈む夕日も情緒がありますが、午前中から昼にかけて太平洋がキラキラ光るのは、新潟県人にとっては非日常を強く感じる瞬間です。
画像はまさに日の出間もない相模湾です。右に遠く初島が見えます。
熱海は10年位前に行ったことがありますが、当時はバブル崩壊によって温泉街そのものが存亡の危機にあったと言って過言ではなかったようです。その後温泉旅館、リゾートホテルというよりは、陳旧化したそれらを解体し、法人向けのリゾートマンションなどがどんどん作られて、盛んに分譲中の宣伝をしていました。
「夏草や、つわもの共が夢のあと」でしょうか・・。