2020年11月11日水曜日

私の音楽制作・試聴環境

 しばらくオーディオ関係の投稿をしていなかったので、今日はその辺の話を。

ホームオーディオは追求していくとドツボにはまります。昔は今のように配信のストリーミングで聴くとか、CD で聴くとかという時代ではなく、アナログ・レコード盤しかなかった。

お小遣いを貯めてレコード屋さんで LP アルバムなどを買っていたわけです。当然これを再生するためにはレコード・プレイヤーが必要なわけで、レコード針(今の人には針ってなあに?の世界でしょう)、カートリッジ、アーム、モーターなどで構成されているので、それら一つ一つに凝り始めるとプレイヤーだけでン十万円となります。

さあ次はアンプです。プリアンプとメインアンプがセパレートされているものが高級みたいな世界で、これも音とパワーを求めるとン十万円です。

さらに音の出口であるスピーカーも必要で、これまた青天井の世界です。JBL, Tannoy などが垂涎の的でしたが、日本製でも Diatone, YAMAHA, Sony, Victor, Kenwood など各種メーカーからマニア向けの高額なスピーカーがたくさん販売されていました。

でもね、これらを聴く部屋があるかどうかが最終的には問題となります。

超マニアになるとリスニングルームの設計から始めなければならない。十分な広さと音響性能を持ち、周囲の民家に迷惑が掛からないことも必要。さらに電源の問題も発生して、きれいな交流 100V を得るためにリスニングルーム専用の「マイ電柱」を立てることになる。もうね、ン千万円の世界ですよ。家が一軒建ちます。

そこまでして思うような音で聴きたいか?まあ、好きずきの世界なので他人がとやかく口出しすることではありませんが、あたしゃそこに金を掛けるくらいなら、良いホールで生の演奏を聴いたほうが百倍もいいと思いますけどね。音を聴くのではなく音楽を聴くのが目的ですから。

因みに、現在の私の音楽制作・試聴環境は、プレイヤーは PC (Foobar2000)、オーディオ・インターフェイス(オーディオ・デバイス)は Steinberg UR-RT2、アンプは 300B Single と 6L6GC Single、さらに 16UL7 全段作動 Push-Pull を使い分けています。

スピーカーは Pioneer のトールボーイ、YAMAHA MSP-5, JBL 305P MKⅡ, DALI SPEKTOR 1 を使い分けています。

観賞用には 300B - Pioneer が聴きやすくて良い。DTM ではもう少し解像度を上げて隅々まで聴きたいとなるとエアでは MSP-5 かな。まあほとんどヘッドフォン・モニターですけど。

ヘッドフォンは定番の SONY MDR CD900ST と、これまた定番の MDR 7506、観賞用には AKG の密閉タイプを使っています。

もうあたしゃこれで十分。これ以上は望みません。

生演奏の醍醐味を味わったらオーディオ機器で聴く音楽なんて所詮再現されたものですからね。





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